米国株が続伸、米中貿易問題解消への期待で

中国の「対米貿易黒字削減策報道」をはやす

1月18日、米中貿易問題が解決に向かうとの期待から、米国株式市場は続伸。写真は2014年、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2019年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。米中貿易問題が解決に向かうとの期待から、幅広いセクターで買いが優勢となった。

中国が貿易不均衡の是正に向け、米国からモノの年間輸入規模を1兆ドル強拡大し、貿易黒字を2024年までにゼロにすることを目指しているとのブルームバーグの報道が相場への追い風となった。

イーバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキ氏は、貿易問題を巡り中国側が折れたとし、「市場には好材料で、再びリスクオンの展開になっている」と述べた。

貿易動向に敏感な工業株は1.9%高、フィラデルフィア半導体株も2.3%高で終了した

情報技術株も1.5%上昇した。

株価は上昇したものの、この日の米取引所の合算出来高は約79億9000万株と、直近20営業日の平均である84億4000万株を下回った。アナリストは、投資家が企業決算の内容に迅速に対応できるよう、ポジションを流動的にしている可能性があると指摘した。

個別銘柄では石油サービス大手シュルンベルジュが8.1%高。市場予想を上回る四半期売上高が買い材料となた。

動画配信サービス大手ネットフリックスは4%安。第1・四半期売上高見通しが予想を若干下回ったことが失望感を誘った。

週足ではダウ工業株30種は2.96%高、ナスダック総合は2.66%高、S&P総合500は2.87%高と、そろって4週連続の上昇。4週間の上昇率としては2011年10月以来の高さとなる。

また、S&Pは月間で2016年3月以来の好成績となる勢い。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.93対1の比率で上回った。ナスダックでも2.26対1で値上がり銘柄数が多かった。

週明け21日はキング牧師の生誕記念日で米株式市場は休場となる。

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