NYダウ653ドル安、政治動向に大きな不安

「市場急落阻止チーム」の招集が不安招いた?

 12月24日、米国株式市場は短縮取引の中、大きく続落して取引を終えた。ムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集するなど政治動向に不安が広がり、S&P総合500種<.SPX>が弱気相場入りに近づいた。写真はニューヨーク証券取引所にて撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[24日 ロイター] - 米国株式市場は短縮取引の中、大きく続落して取引を終えた。ムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集するなど政治動向に不安が広がり、S&P総合500種<.SPX>が弱気相場入りに近づいた。

クリスマス休みを控え、主要3指数が2%超下落して取引を終えた。S&P総合500種は9月20日に付けた終値最高値を約19.8%下回って引け、下落率が弱気相場入りの節目とされる20%に近づいた。

翌日のクリスマスを控え、この日は米東部時間午後1時(日本時間25日午前3時)に取引を終えた。

ムニューシン氏が、市場急落を阻止するチーム(「プランジ・プロテクション・チーム」)の電話会合を招集したことが、相場の重しとなった可能性がある。

TDアメリトレードの首席市場ストラテジストは「ムニューシン氏の意図は非常に評価できるが、『市場が知らない、より大きな問題が存在するのか』という疑問が広がったのだろう」と話す。

株式相場が下落する中、ムニューシン氏は23日、大手米銀トップと電話協議を行った。このほか政府機関閉鎖や、トランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長解任の可能性を非公式に議論したとの報道も材料視された。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのトレーディング戦略部門幹部は「市場はワシントンの動向に懸念を抱き、市場の大きな修正に直面する中、さまざまな見方が出ているようで、マイナス材料と捉えられている」と指摘した。この時期の流動性が極端に限られ、少しでも売られると非常に大きな下落を引き起こすと分析する。

S&P総合500種の全11部門がマイナス圏で引けた。S&P総合500種の4分の3程度が弱気圏で取引された。

ダウ工業株の全30項目がマイナス圏で取引を終えた。

ニューヨーク証券取引所とナスダックの上場銘柄2600銘柄強が52週ぶり安値を3営業日連続で更新した。

米取引所の合算出来高は約59億株、直近20営業日の平均は89億株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.56対1の比率で上回り、ナスダックでも2.68対1で値下がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21792.20 -653.17 -2.91 22317.28 22339.87 21792.20 <.DJI>

前営業日終値22445.37

ナスダック総合6192.92 -140.08 -2.21 6278.49 6355.18 6190.17 <.IXIC>

前営業日終値 6333.00

S&P総合500種 2351.10 -65.52 -2.71 2400.56 2410.34 2351.10 <.SPX>

前営業日終値 2416.62

ダウ輸送株20種 8637.15 -237.64 -2.68 <.DJT>

ダウ公共株15種692.00 -30.38 -4.21 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1069.39 -31.90 -2.90 <.SOX>

VIX指数 36.07 +5.96 +19.79 <.VIX>

NYSE出来高 7.09億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限ドル建て 19290 - 760 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19250 - 800 大阪比 <0#NIY:>

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