宝積寺は、東北本線と烏山線の分岐点である。この駅を起点とする烏山線に乗って4つ目が大金駅であり、どちらも縁起の良い駅名として知られてきた。
烏山線には宝積寺以外では7つの駅があるので、七福神をキャラクターとして各駅に割り当て、駅ごとに異なるイラストで利用者を楽しませてくれる。ちなみに大金駅は大黒さまが駅のキャラクターだ。駅に隣接して大金神社があり、手を合わせれば御利益があるかも。
宝積寺駅は駅舎が芸術的で木を多用した造りに圧倒される。新国立競技場の設計に関わっている隈研吾氏がデザインしたと聞けば、なるほどと納得するであろう。
そのものずばりの駅名。所在地は富士吉田市上暮地であり、かつては暮地(くれち)駅と言った。
しかし、暮地は墓地と間違えて読まれることもあり、縁起でもないと思ったのか、1981年に地名とは関係なく寿駅と改名された。
富士急行は、寿駅の入場券を縁起物として大々的にPRしている。ただし、寿駅は無人駅のため、大月駅、富士山駅、河口湖駅など富士急行の有人駅での販売となっている。
ゆめが丘駅は、1999年3月の相鉄いずみ野線いずみ中央―湘南台延伸開業と同時に生まれた比較的新しい駅である。高架駅周辺は田畑が広がり、開発はまだまだこれからであろう。明日への夢を抱かせる発展途上の駅なのだ。
このゆめが丘駅から相鉄本線希望ヶ丘駅までの硬券乗車券は常時販売しているが、年末から3月にかけては、「ゆめ」や「希望」がかなうように受験生、就活生を応援することをメインに合格祈願のお守りとして「ゆめきぼ切符」を販売している(2018年度は2019年3月31日まで)。
期間中に「ゆめきぼ切符」を購入すると、相模鉄道キャラクター「そうにゃん」をデザインした「ピンズ」と「オリジナル絵馬」がセットでプレゼントされる。両駅には絵馬掛けを設置し、キャンペーン終了後は祈願成就のため、寒川神社にてお焚き上げをしてもらうとのことだ。
なお、ゆめが丘駅は、モダンなドームで覆われた秀逸なデザインの駅で関東の駅百選に認定されている。訪問する価値のある駅だと思う。
新たな年が良き年でありますように!
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