5年ぶり、ほっかほっか亭が「のり弁」値上げ

食材高の波が弁当業界にもジワリ

来年1月からの値上げが明らかになった、ほっかほっか亭の「のり弁当」

持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」をチェーン展開するハークスレイは12月3日、2014年1月1日から看板商品である「のり弁当」をはじめとする10数品目を値上げすると明らかにした。

同社の青木達也・会長兼社長は競合他社との兼ね合いから、具体的な値上げ幅についての明言は避けたが、のり弁の価格は現在の290円から300円台に値上げする見通し。期間限定のイベント価格から通常価格に戻した特殊ケースを除くと、ほぼ5年ぶりの値上げとなる。

「便乗値上げではない」

1980年の創業当時、のり弁の価格は260円だった。その後は2~3年おきに約10円ずつ値上げされ、2006年には350円となっていた。しかし、牛丼チェーンの低価格攻勢やプレナスによる「ほっともっと」立ち上げなどを契機に、2009年には350円から一気に290円まで値下げした。以来、百円玉3枚でお釣りが来る時代が長く続いた。

「4月に価格を上げたのでは、(消費増税の)便乗値上げとマスコミに痛くもない腹を探られる」と、青木会長はこの時期に値上げに踏み切った理由を説明する。「便乗値上げと取られないように、4月1日以降は消費税分を加算するが、端数は切り捨てる」(青木会長)という。

次ページライバルも値付けに苦悩
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 本当に強い大学
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT