日経平均反落、大型IPOでの需給悪化懸念も

中国株高が下値支えるが換金売りに押される

 11月15日、東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株安を嫌気し朝方から売りが先行。短期筋の換金売りにも押され下げ幅は一時200円を超えたが、下値では押し目買いが入り下げ渋った。写真は東京証券取引所で10月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株安を嫌気し朝方から売りが先行。短期筋の換金売りにも押され下げ幅は一時200円を超えたが、下値では押し目買いが入り下げ渋った。中国株がプラス圏で推移したことも支えになった。高配当銘柄などに買いが入ったものの、世界景気や企業業績の先行きに不透明感が強く、プラス圏まで浮上するエネルギーは乏しかった。

TOPIXは0.14%安。東証1部の売買代金は2兆3409億円だった。セクター別では、銀行、保険、パルプ・紙が値下がり率上位にランクイン。半面、ゴム製品、サービス、電気・ガスなどは堅調だった。市場では「下期減益予想の企業が増えている中で積極的には買いにくい。国内勢は景気の先行きや大型IPOによる需給悪化なども懸念している」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、日本郵政<6178.T>が続伸し、年初来高値を更新した。14日に発表した2019年3月期連結業績予想の上方修正を好感した。日本郵便のゆうパック・ゆうパケットの収益が拡大したことや、かんぽ生命<7181.T>の資産運用収益が堅調だったことなどが寄与した。半面、日本ペイントホールディングス<4612.T>が大幅安。14日に発表した2018年12月期業績予想の下方修正を嫌気した。

東証1部の騰落数は、値上がり1111銘柄に対し、値下がりが911銘柄、変わらずが89銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21803.62 -42.86

寄り付き    21670.35

安値/高値   21613.53─21818.73

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1638.97 -2.29

寄り付き     1631.18

安値/高値    1627.92─1639.49

 

東証出来高(万株) 150054

東証売買代金(億円) 23409.12

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