IBM、レッドハットを340億ドルで買う理由 クラウド分野に注力

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 10月28日、米IBMはクラウド向けソフトウエアのレッドハット<RHT.N>を債務込みの340億ドルで買収することに合意したと発表した。ニューヨーク証券取引所で29日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[29日 ロイター] - 米IBM<IBM.N>は28日、クラウド向けソフトウエアのレッドハット<RHT.N>を債務込みの340億ドルで買収することに合意したと発表した。ハードウエアやコンサルティング中心の事業をより利益率の高い分野に拡大する狙いがある。

今回の買収は、IBMとしては過去最大規模。ソフトウエア販売の鈍化やメーンフレームサーバーの需要減退を背景に、ロメッティ最高経営責任者(CEO)がサブスクリプション方式のソフトウエア提供の注力に取り組んでいる表れだ。

ロメッティ氏は「レッドハット買収は状況を一変させる。IBMは世界ナンバー1のハイブリッド・クラウド・プロバイダーとなり、各企業にとってクラウドの価値を全面的にもたらすオープンソース型のクラウドソリューションを唯一提供することになる」と述べた。

またCNBCとのインタビューでは「買収価格は非常に公正で、レッドハットのホワイトハーストCEOは大変素晴らしい会社を築いた」と、成長や利益、キャッシュの面で他社をしのいでいると評価した。

IBMは、レッドハット1株当たり190ドルを支払う。これはレッド・ハットの26日終値に62%のプレミアムを乗せた水準だ。

レッドハットは、オープンソース型の基本ソフト(OS)として最も人気がある「リナックス」を利用する顧客企業にカスタマイズや維持管理、テクニカルサポートなどを有料で提供しており、IBMとしては新たな収益性の高いサブスクリプション・ベースの収入を得ることができる。

IBMは、この買収が急成長を続けるクラウド市場で、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>やアルファベット<GOOGL.O>、マイクロソフト<MSFT.O>といった先行組に追い付く上で力になると期待している。

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