本をよく読むのに「成績が伸びない子」の急所

4万人の子どもを調べてわかった意外な事実

なぜ、このような発達による違いが生じるのでしょうか? 理由は2つ考えられます。

① 若い年齢ほど読書の効果が大きい

ヒトは高度に進化した脳を収容する大きな頭を持つため、ほかの動物に比べ未熟な状態で産まれます。そして生後間もなく、身体も脳も急激な発達を遂げます。

なかでも言語機能の発達のピークは8〜10歳と言われています。つまり、読書を通して得られる言語機能の発達という側面から見た効果は、中学生よりも小学生のほうが大きいと考えられるのです。

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② 学年が上がるにつれて忙しくなる

学年が上がると、単純に授業のコマ数や科目数も増えますし、学習する量も増え、難易度も上がってきます。さらに中学生になると、本格的に部活動に打ち込んだり、学習塾や習い事に取り組んだりする子どもたちも増えてきます。このように学年が上がるほど、子どもたちが自由に使える時間が少なくなります。

つまり、読書時間を確保するために勉強や睡眠など別の活動時間が削られてしまう可能性が高くなります。そうすると、読書が学力に与えるよい影響が、別の活動時間が削られる間接的な悪い影響に押されて負けてしまう可能性も必然的に高まってしまうと言えます。

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