夫と死別、41歳主婦が勝ち取った年収600万円 「AI時代」が来ても人生はやり直しできるはず
今回ご紹介したD子さんは、40歳をすぎて看護学校に通ったわけですが、40歳を過ぎてのチャンレンジでも決して遅くはないということです。
特に、女性は長生きなので「人生100年」とすれば、まだ折り返し地点にも立っていません。
現在、D子さんの年収は600万円程度あるそうですが、それまでほとんどキャリアを積んでこなくても、やる気さえあれば、稼ぐ道は見つけられるという好例ですね。「AI時代」が来てもD子さんのような人なら怖くないのではないでしょうか。
「教育訓練給付制度」でのキャリアアップも
ちなみに、D子さんは利用できませんでしたが、働いている人で雇用保険に加入している人なら、ぜひ覚えておきたいのが、「教育訓練給付制度」です。中でも、「専門実践教育訓練給付」は教育訓練給付制度の中のひとつで、雇用保険に3年以上加入している人(初めて受講する人は2年)が中長期的なキャリアアップを目指して講座を受講した場合、給付金が貰えます(ただし厚生労働大臣が専門的・実践的な教育訓練として指定した講座に限る)。
すでに2018年からは支給金額がアップしており、受講料の50%がもらえることに。さらに資格を取得して就職した場合には、さらに20%相当額も追加でもらえます。支給される上限金額は40万円となっています。1年制〜3年制まで支給され、3年制の場合には、最大で168万円支給されます。この専門実践教育訓練給付の対象となる講座には、看護師、情報処理、教職大学院などがあります。ぜひ利用したいですね。
今回のD子さんの事例を通して、お金の知識があるかないかで不測の事態がおきたときの備えも随分変わってくることを実感しました。D子さんは、それまでお金の知識がなかったことを反省、現在はマネーセミナーに参加したり書籍を読んだりと、マネーの基礎知識を身につけるべく励んでいます。特に自営業の場合には、備えが必要だと実感したそうで、自営業の友人に積極的に自分が得た貴重な情報を提供しているようです。
看護師になり安定した職も手に入れたD子さん。ピンチをチャンスに変えるも変えないも、心の持ちようひとつですね。
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