食べログ評価「高速道路の飲食店」ランキング 3.50点以上は全国に16店、平均点は「3.06」
秋の行楽シーズンが到来した。今回は、高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)にある飲食店を食べログで分析してみよう。
高速道路の休憩施設は、サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の2つの形態に分かれている。SAは休憩所、駐車場、トイレに加えて、レストランや売店、そして給油所なども備わっている比較的規模の大きい施設を指す。一方、PAは駐車場とトイレがあり、またそのほかに売店がある比較的小さい施設を指す。
SA・PAは、「デパ地下」や「駅ナカ」(駅の構内にある商業施設)と並んで、「道ナカ」(高速道路のSA、PAに併設された大規模な商業施設)といわれることもある。
2005年の民営化で再開発が進んだ
2005年に日本道路公団が民営化する前は、SAやPAにある飲食施設はお世辞にもおいしいとはいえなかった。茹でてある麺を湯がく立ち食い蕎麦とうどん、業務用スープで作られたラーメン、串付きのフランクフルト・ソーセージをホット・プレートで焼く軽食が中心であった。またトイレ施設は老朽化しており、経過年数がたち便器からはアンモニア臭が漂っていた。
公団が民営化する際に経営効率の向上が至上命題となり、高速道路の管理運営や建設だけでなく施設サービス業にも事業進出する発想の転換が生まれ、稼ぐためのSAとPAの立地産業の再開発がなされるようになった。
その結果、SAでは3.50点以上は7店あり、平均点が3.07点、中央値が3.06点だった。またPAでは3.50点以上は9店あり、平均点が3.06点、中央値が3.03点だった。
前回の記事「道の駅」では、3.50点以上は8店、平均点が3.06点だったが、それに比べ高水準となっている。
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