やせる「ランチの食べ方」、超簡単な3つのコツ 我慢しない!「おいしく食べる方法」は?

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最後の「やせるランチの食べ方」コツは、「豆乳」「ヨーグルト」を取り入れる方法です。

【3】食前に「豆乳」「ヨーグルト」をとる

「ベジファースト」を意識しようと思っても、どうしても野菜がとりにくいときは、「食前に豆乳またはヨーグルトをとる」ことをお勧めします。

まず、豆乳には「たんぱく質」が含まれています。「大豆たんぱく」にはコレステロールや中性脂肪を抑える働きなど血中脂質の改善効果があり、血糖値の上昇を抑えてくれる効果もあります。

豆乳には数多くの種類があり、「無調整の豆乳は飲みづらい」という人は「調製豆乳」でもOK。最近は豆乳もかなりおいしくなっているので、いろいろ試してみて好みのものを見つけておくといいでしょう。

ヨーグルトにも「たんぱく質」が含まれているので、糖質の吸収をゆるやかにする効果があります。不足しがちな「カルシウム」や発酵食品を手軽にとれるのも利点です。特にギリシャヨーグルトやカスピ海ヨーグルトなど、「ネバネバが強いヨーグルト」は血糖値の上昇をゆるやかにする効果が高いのでお勧めです。

そのほか、たんぱく質食品は、糖質中心の食事に比べて消化に時間がかかるので、空腹感の予防にもつながります。

ダイエット中だからこそ「ランチ」を楽しもう

ダイエット中は楽しいはずのランチも、「我慢」ばかりではストレスを感じてしまいます。

そんな方に、私は「ダイエット中でも1食は必ず満足できる、楽しいランチにしましょう!」とお伝えしています。

「満足」といっても、好きなものを好きなだけ食べるということではなく、「結果的に満足できる工夫をした食べ方をすること」です。「食べたくても食べない」「我慢ばかり」「食べる量をつねに減らす」では、反動で「ドカ食い」を招き、リバウンドのもとになってしまいます。

本記事で解説したように、「食べ方」をちょっと工夫するだけで、「ダイエット中のストレスを減らし、上手に継続する」ことができます。無理なく、一生続けられるダイエットこそ「最強のやせ方」だと私は思っています。

ぜひ皆さんも、「やせるランチの食べ方」を参考にしてください。無理なく、楽しく続けられる「最強のやせ方」をして、「健康的にやせる助け」ができたらうれしいです。

(医学監修:池谷敏郎[医学博士])

岸村 康代 管理栄養士 / 大人のダイエット研究所代表理事

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きしむら やすよ / Yasuyo Kishimura

これまで男女2000人にダイエット指導をし、落とした脂肪の合計は10トン以上に上る伝説のダイエット・アドバイザー。「林修の今でしょ!講座」「あさイチ」「ヒルナンデス!」「中居正広の身になる図書館」「林先生が驚く初耳学!」などにも多数出演。フードプランナー。大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、商品開発、病院での指導などを経て、独立。日本野菜ソムリエ協会ビューティーフードプログラムの監修をつとめる。メタボ指導の現場で10kg減、20kg減という数々の健康的なダイエッ トのサポートをしてきた経験や野菜ソムリエ上級プロなどの資格も活かし、商品開発、講師、執筆、メディア出演など、多方面で活動中。目的別に効率よく栄養を摂る“パワーフードスタイル"を提唱し、商品開発やツール制作なども手掛けている。

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