たとえばカメラ。近年のスマホは写真の遠近を鮮明に表現するため、2つのカメラを搭載していることが多いが、ピクセルは1つだけだ。人物や物体をきれいに撮るには、背景の“ぼけ”が重要になる。
ピクセルの場合、カメラが写している風景の中で、何が近くて何が遠いかを認識するアルゴリズムが組み込まれており、どの部分をぼかせばいいかを自動で判断する。数百万枚の画像を読み込ませ、グーグルの機械学習技術によって実現した。“ぼけ”の処理はクラウド上ではなく、このカメラのために自社開発した半導体チップが行っているという。
会話型AI「グーグルアシスタント」に関しても、他社製のアンドロイド搭載スマホよりもいち早く新機能を搭載している。たとえば、建物や植物をカメラで写せばすぐにその名前や情報を示してくれるAR(拡張現実)機能の「グーグルレンズ」がそうだ。
また、スマホを強く握ると自動的にアシスタントが起動する機能もピクセルが初搭載だ。「われわれ自身のデバイスに最初に導入し、ユーザーに使い方や利便性を示したい」(コタリ氏)。
この記事は有料会員限定です
残り 1507文字
