「iPhone Xs Max」なんて名前はガッカリだ 慎重にブランディングしてきたはずなのに…
iPhone Xはステンレススチールのフレームとガラスの背面を持つスマートフォンで、シルバーとスペースグレーの2色が用意されていた。ゴールドモデルも試作していたようだが、結局発売されなかった経緯がある。
全画面モデルがメインストリームとなる中で、これまでのiPhoneでは取り揃えていたゴールドモデルが追加され、選択肢が拡がることは歓迎すべきだろう。
大画面モデルに「マックス」?
9to5macは、標準画面モデルの名称を「iPhone Xs」、大画面モデルの名称を「iPhone Xs Max」と伝えている。この「Max(マックス)」というモデル名に違和感を覚え、ガッカリした方も多いのではないだろうか。筆者もその一人だ。
これだけ慎重にブランド感を高めてきたアップルが、iPhoneの接尾語に、Maxという力強い語感と意味を持つ単語を使ってしまえば、iPhoneの洗練されたブランドイメージが「台無し」になる印象を受ける。
ルーマニアのオンラインモバイルショップ、Quickmobileはウェブサイトに発表前のスマートフォンの画像を掲載したが、ここにも「iPhone Xs Max」の名称が表示されている。ただ、同様に掲載された廉価版も含め、カラーバリエーションに関してこれまでの情報と一致していないため、信憑性の面で評価しにくい。
これまでのiPhoneのモデル名のネーミングのルールをふりかえってみると、「iPhone」の後に続くのは、「3G」「s / S」「c」「Plus」という4種類だった。
「3G」は2008年発売の第二世代のiPhoneに名付けられたが、第三世代通信(3Gデータ通信)に対応したことから、「3G」が名付けられた。次のモデルは2009年のiPhone 3GSで、2年ごとにデザインが変更され、1年目は数字のみ、2年目は「S」もしくは「s」を添えるルールとなり、これが2016年のiPhone 7まで続いた。
実は昨年のモデルはiPhone 7sシリーズになるはずだったが、背面がガラス化されるなどデザイン変更が伴ったため、「iPhone 8」として登場した。今回廉価版として予測されるiPhoneも、iPhone 8からデザインが変わるため、もし数字を用いた命名ルールを続けるなら「iPhone 9」と名付けるのが妥当だ。
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