ウーバーが名古屋に上陸、タクシー配車開始 まずは「フジタクシー」と協業

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 9月6日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズは、名古屋でタクシー配車サービスを始めたと発表した。フジタクシーグループ(名古屋市)と協業する。写真は握手を交わすフジタクシーグループの代表の梅村氏とウーバー日本法人のモビリティ事業ゼネラルマネジャー、トム・ホワイト氏。名古屋で撮影(2018年 ロイター/Yoshiyasu Shida)

[名古屋 6日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]は6日、名古屋でタクシー配車サービスを始めたと発表した。フジタクシーグループ(名古屋市)と協業する。同社はすでに兵庫県の淡路島で実証実験を行っているが、本格的な商用サービスは今回が初めて。

利用者がアプリで行き先を入力して配車を依頼すれば、近くにいるタクシーが迎えに行く仕組み。事前に登録したクレジットカードで決済されるため、降車時に料金を支払う必要はない。経路が表示されることから、行き先も説明しなくていい。

ウーバーはライドシェア(相乗り)サービスを世界各地で展開しているが、日本では「白タク」として原則禁止されており、事業展開は難しい。このため、同社はタクシーとの連携にかじを切っており、配車サービスでの全国展開を目指す。

会見したウーバー日本法人のモビリティ事業ゼネラルマネジャー、トム・ホワイト氏は日本での戦略について「タクシーと一緒にやっていく」と強調。「新しいイノベーションをタクシー業界に起していきたい」と意欲を示した。すでに「多くのタクシー会社と交渉している」という。

(志田義寧)

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