ボルボ、「完全自動運転」コンセプト車を発表 300キロ内の輸送を想定
[イエーテボリ 5日 ロイター] - スウェーデンの自動車大手ボルボは5日、電気のみで走行する完全自動運転のコンセプト車「360c」を発表した。
想定する利用を都市内の輸送に加え、300キロメートルまでの都市間の輸送に拡大。これにより短距離の航空輸送や鉄道輸送とも競争できるようにする。
米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは自動運転技術を搭載可能したボルボのスポーツタイプ多目的車(SUV)「XC90」を導入。だがXC90を使ったウーバーの自動運転車が死亡事故を起こしたことを受け、ウーバーは自動運転車の走行試験を中止した。
ボルボのホーカン・サムエルソン最高経営責任者(CEO)は、ウーバーとの提携関係は依然として有効と主張。ボルボは向こう2年間でウーバーに最大2万4000台を供給する予定だと説明した。
サムエルソン氏によると、ボルボはウーバーの運転手が乗車しないサービスの計画に合わせて特別に設計した自動運転車を提供する案件について協議している。
同氏は「これは、配車サービス業界が興味を示すと考えられる商品だ」と語った。
5日発表された360cの試作車は、XC90と同程度の大きさで、自動運転車であることを示すパネルを装備した設計となっている。
*写真を更新しました。
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