また写真からも読み取れるだろうか。北米基準でのボディサイズを参考に見ると、全長4752mm、全幅1918mm、全高1621m。全高こそX3とほぼ同じだが、全長が30mmほど長く、全幅はやはりリアトレッド拡大分と同じく約30mm広い。若干日本の道路環境では大きすぎるとも思えるが、このたった数センチメートルの違いにより、低くて伸びやかな見た目が備わり、それを強調するかのようにエッジラインをリアフェンダーの盛り上がり部に集約させ、X3以上の妖艶なラグジュアリーさと迫力や力強さを得ている。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/570/img_772b74b2802b80a494d6e75165dafe3b44131.jpg)
ルーフからテールエンドに向けてきれいにつながるクーペラインも魅力だが、特筆すべきは、X3とほぼ同等の居住性を持つ後席。シルエットを比較するとわかるのだが、後席乗員の頭上まではルーフ高が確保されている。当然荷物室は狭くなるが、それでも通常時の525リットルから後席を倒せば最大1430リットルの容量は備えているので、アクティブなライフスタイルの人にも必要十分だろう。
BMWユーザーの新しい選択肢になるのは確実
最後に日本導入予定モデルは、X4の「20i」と「30i」、さらにはMパフォーマンスモデルの「M40i」。今回は一般道での30iに加えて、一般道およびサーキットドライブでM40iのディーゼルエンジン仕様である日本未導入予定の「M40d」に試乗した。
まず日常使用レベルであれば30iで十分。スポーツモードにすれば排気音も心地よくなるし、快適とスポーツをバランス良く融合している。M40dは、快適性こそ30iと同様だが、排気音が野太く挑発してくるようでアクセルを踏みたくなってしまい、その操作にすべてが的確に応じてくれるので、さらに気持ちよいという中毒性がある。
日本導入のM40iは加えてエンジンの吹け上がりがとても優れるはずなので、日本の道路環境との相性など未知数な要素はあるが、走りを求めてセダンやクーペを乗っていたBMWユーザーの新しい選択肢になる実力を備えているのは間違いない。何にせよこの暑さが和らいだ頃に、日本仕様のより詳しい情報が得られるはずだ。
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