ルイ・ヴィトンの東京ガイド登場、4200円でもファンの注目集める


 日本で人気の高級ブランド「ルイ・ヴィトン」。11月1日に発売された新作は、意外にもガイドブックだ。1998年からパリやロンドンなど都市の旅行ガイド「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」を毎年刊行しており、定番的な人気を誇る。今回、創刊10周年を記念し、初めて「東京編」が登場した(日本では日本語翻訳版を同時に発売)。

ヴィトンの旅行ガイドといっても、決してラグジュアリーショッピングのためのガイドではない。欧州では100人以上ものジャーナリストを動員し、独自の視点で街を探訪。名所や文化、レストラン、ホテル、ファッションなどを写真を一切使わずまとめた「読み物」だ。

東京編も方針は同じ。都内600カ所の見どころが紹介されているが、有名スポットばかりではない。高級レストランもあれば、居酒屋やメイドカフェも取り上げる。英国の人気情報誌『モノクル』の編集長も執筆陣に加わるなど、海外のジャーナリストやクリエーターの目を通して東京の姿が描かれる。彼らが執筆した神田古書店街や秋葉原、居酒屋に関するコラムも大きな特徴のひとつ。

価格は4200円と旅行ガイドにしては高額だが「発売前から予約が入り評判は高い」(紀伊國屋書店)。景気悪化で高級ブランドが軒並み苦戦する中、消費者の期待は高いようだ。

(堀越千代 =週刊東洋経済)

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