LINEモバイルは売上げ33億円で赤字も33億円 嘉戸社長「もう少し赤字を掘りたいくらい」
[東京 2日 ロイター] - 格安スマートフォン事業を手掛けるLINEモバイルの嘉戸彩乃社長は2日の会見で、LINEモバイルの赤字が膨らんでいることについて、通信業は顧客の獲得時に一番コストがかかると説明した上で「もうちょっと(顧客獲得のために)赤字を掘りたいくらいの気持ちだった」と2期目を振り返った。
LINEモバイルが発表した2017年12月期決算は売上高が33億8514万円、当期純損失が33億1358万円だった。
これについて嘉戸社長は「通信業界なのでそもそも最初にお金がかかる。獲得したときが一番お金がかかるのは当然だ」とした上で、「そんなに赤字なのかというと、実は私の中ではもうちょっと赤字を掘りたいくらいの気持ちだった」と語った。
LINEモバイルは今年1月にソフトバンクとの戦略的提携を発表。4月にソフトバンクが51%出資し、同社の傘下で事業の拡大を目指している。
2日にはソフトバンク回線を利用した格安スマホサービスを始めた。
(志田義寧)
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