40歳主婦が夫の「転職うつ」で悟った「自立心」 家計年収1000万円のはずが収入激減の恐怖

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C子さんは、そんな夫を心配して「少し疲れていると思うから心療内科を受診した方がいいよ」と、心療内科の受診を勧めました。ところが夫は自分がうつ病とは認めたくなかったようで、C子さんが何度も勧めても心療内科に行くことを断固拒否。会社も、休みがちになりながらも勤務し続けていました。

ある朝、普通に夫が会社に行ったので、C子さんは「たまには息抜きでも」と久しぶりに友人と買い物に行きました。ところが、夕方戻ってくると、リビングのソファーで夫が寝ているではありませんか!どうやら会社に行こうと思って家を出たものの、体調が悪くなって帰ってきてしまったようなのです。

この光景を目の当たりにしたC子さんは、「いつ会社から解雇されてもおかしくない。解雇されれば暮らしが大変になるので、なんとかしなくては」と危機感を持ったそうです。

「傷病手当金」と「自立支援医療制度」申請を

このような経緯からC子さんは、ご相談にいらしたのですが、状況を聞いていると、夫が会社に全く行かなくなるのは時間の問題です。最悪の場合は解雇や、夫が辞めてしまう可能性もありそうです。せっかく転職した会社ですから、私は結論を急ぐ前に、まずはC子さんから夫に休職してもらうようアドバイスしました。

ただし、休職すると、会社側は給料を支払う義務はありません。代わりに、健康保険から「傷病手当金」が支払われますが、通常、傷病手当金の申請には、医師から「仕事ができない状態であること」を書類に記入してもらう必要があります。

ですから、C子さんには夫に病院に行くことを説得してもらう必要がありました。夫は傷病手当金について知識がなかったようでした。休職した場合、健康保険から休んだ4日目からお給料の3分の2が支給され、最長1年半にわたって支給されます。傷病手当金の申請には医師から「仕事ができない状態であること」を書類に記入してもらう必要がある旨を、C子さんが夫に説明しました。

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