37歳「セレブ妻」が隠し続ける苦しい台所事情 夫の会社の業績悪化で人生が一変!

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夫の会社の経営が悪化。「セレブ妻」は小さなウソをつき続けた結果、やりくりが困難になってしまった(写真: Greyscale/PIXTA)

今回、私たちファイナンシャル・プランナーの事務所に「おカネの相談」に来たのは、37歳の専業主婦B子さん。会社経営をしている夫(45歳)と、小学生の娘さんと3人暮らしです。B子さんは「セレブ向け主婦雑誌」にも何回か登場したことがあり、主婦仲間からはあこがれの存在です。

しかし相談内容は資産運用ではなく「夫の会社の業績が悪くなってしまって、子どもの学費が払えないんです……」という意外なものでした。早速、お話を聞いてみることにしました。

「セレブ妻」の生活が、夫の会社の業績悪化で窮地に

B子さんは大学卒業後、今から12年前の25歳の時に、8歳年上の現在のご主人と結婚。当時、IT系の会社を経営するご主人の会社の業績は右肩上がりで伸びており、年収は3000万円もありました。B子さんはひとことで言えば「玉の輿結婚」でした。その後は、専業主婦生活を謳歌。お稽古ごとや趣味のフラメンコを楽しんだり、気兼ねなくショッピングも楽しんだりしていたそうです。

結婚してから2年後には娘さんも生まれ、私立の幼稚園、名門小学校へ通わせることに。容姿端麗で、夫婦仲もよいB子さんは、ママ友たちの間でもあこがれの存在。前出のように、B子さんのうわさを聞きつけた「某セレブ主婦向け雑誌」からも取材の依頼があり、何度か家族で雑誌にも出たことがあるそうです。

そんな「セレブ妻」を絵に描いたようなB子さんでしたが、ある時、大きな転機が訪れました。夫の会社の経営がうまくいかず、収入が激減したのです。それまで何ひとつ不自由のない生活を送ってきただけに、最初はとまどい、なかなか状況を理解することができなかったそうです。

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