毎月ほったらかしでもなぜか貯金できる方法 なぜかおカネが貯まる「なぜたまの人」になる
実は、仕組みやシステムといっても、そんなに難しい話ではありません。代表的なやり方はクレジットカードです。複数枚持っている人も多いと思いますが、よく研究して、そのなかから自分に合う「メインカード」を決めます。
メインカードが決まれば、あとは家計管理のために、無駄なく上手に使うだけです。もう1つは目標とする投資額・貯蓄額を無理のないところで決めることです。毎月の投資額や貯蓄額を決め、口座振り替えなどで自動的に積み上がる設定を行ってしまえば、それで完了といってもさしつかえありません。
目標とする額はどうやって決める?
では、目標とする貯蓄額はどうやって決めればいいでしょうか。もし読者の皆さんが独身または共働きの方であれば手取り収入の20~30%が1つの目安です。また子育てカップルの場合は、子どもが小中学生のときなら10%、それ以外の子育て期は5%がおおむね適当でしょう。
ここで、初めて定期的な貯蓄を行う人は、やはり注意が必要です。まずは家計を把握して、無理のない金額を知るところから始めることがお勧めです。最初から頑張りすぎずに、「助走」(無理のない額で始める)からスタートし、軌道に乗ったら少しずつ増額していけばいいのです。
「わが家にとって無理のない貯蓄額」はどうやって決めると良いでしょうか。一般的には家計簿を記録することなどが思い浮かびますが、実はすでに蓄積されているデータを参照することで、苦労せずに検討することができます。
さきほどはクレジットカードを使うことが記録の代わりになるという話をしましたが、たとえば過去6カ月分の通帳(あるいはオンラインの毎月の記録など)をじっくり眺めるだけでもいいのです。これによって、毎月わが家はいくらのおカネを使うのか、把握することができます。たとえば帰省するときや旅行するときなどを利用して、過去6カ月分をみることで、特別なイベントがあったときにいくら使っているのかなども確認することができますね。
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