クレディ・スイス、3Q純利益は予想下回る 投資銀行部門の税引き前利益は50%超減少

拡大
縮小
10月24日、クレディ・スイスが発表した第3・四半期決算は、純利益が4億5400万スイスフラン(5億0910万ドル)と、前年同期の2億5400万スイスフランから増加した。写真はチューリヒで2月撮影(2013年 ロイター/Michael Buholzer)

[チューリヒ 24日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイスが24日発表した第3・四半期決算は、純利益が4億5400万スイスフラン(5億0910万ドル)と、前年同期の2億5400万スイスフランから増加した。

ただ、アナリスト予想平均の7億0500万スイスフランは大きく下回った。

全体の収入は約1%減。投資銀行部門の収入は債券トレーディングおよびセールス事業の不振が響き、20%近く減少した。投資銀行部門の税引き前利益は50%超減少し、2億2900万スイスフランとなった。

プライベートバンキング・ウェルスマネジメント(富裕層向け)部門では新規純資産が81億スイスフランとなった。収益性の高い資産運用商品や、超富裕層、新興国市場の顧客から多額の資金が流れ込んだ。

クレディ・スイスは、リターン改善に向け、金利トレーディング事業の再編と簡素化を進めていると発表。また、2015年末までのコスト削減目標額を少なくとも1億スイスフラン上乗せし、45億スイスフラン以上とした。

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT