鉄道と組めば、「神戸空港」は抜群に便利だ 関空や伊丹より知名度低いが潜在力は高い
京阪神にある関西三空港の中で最も新しく最も規模が小さい空港が神戸空港だ。2018年4月1日、神戸空港は神戸市から関西エアポート神戸に運営権を譲渡する形で民営化された。
神戸空港の運営を託された関西エアポート神戸は関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)を運営する関西エアポートの子会社。そのため、関西、大阪、神戸の三空港一体運用がはじまり、さらなる発展が期待される。
しかし、神戸空港は関西空港、大阪国際空港と比較すると知名度が低いように感じる。関東だと、神戸空港の存在自体を知らない方も多いようだ。そこで、今回はアクセス面から神戸空港の活用法を考えてみたい。
JR・阪神とのアクセスの良さがポイント
神戸空港のメリットはJR、阪神とのアクセスの良さにある。神戸空港へは神戸の中心地、三宮駅からポートライナー(神戸新交通ポートアイランド線)に乗り、終点の神戸空港駅で降りる。神戸空港駅と神戸空港ターミナルは直結している。なお、三宮駅から神戸空港駅までの所要時間は18分だ。
ポートライナーのポイントは三宮駅とJR三ノ宮駅、阪神神戸三宮駅との接続がスムーズなことだ。JR三ノ宮駅からポートライナー三宮駅のホームまでは5分ほど。阪神神戸三宮駅からも東改札を利用すると10分以内で着く。一方、阪急神戸三宮駅はフラワーロードを挟んで反対側にあるため、JR・阪神と比べると時間を要する。
さて、JR神戸線(東海道・山陽本線)の主要駅である三ノ宮駅には新快速が停車する。この新快速との接続の良さが神戸空港の真骨頂だ。新快速は東は敦賀、西は播州赤穂まで走り、最高時速130kmを誇るスピードスターだ。所要時間(昼間時間帯)は大阪―三ノ宮間が21分、三ノ宮―京都間が52分だ。神戸空港からの所要時間は以下のとおりになる。
神戸空港―京都間 78分、1410円
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