崩しすぎない「クールビズ」着こなしのコツ 夏場の軽装が日本人をダサくしてしまった
もう一つのおすすめは、ホリゾンタルカラー(襟)のシャツです。 一般的なワイシャツとホリゾンタルカラーシャツの違いは、襟の開いている角度です。
襟の形はおもに角度でわけられます。定番の形のレギュラーカラー、襟の開きが90度前後のセミワイドカラー、襟が100度から120度開いたワイドカラー、そして、襟の開きがほぼ水平、または180度以上ある、ホリゾンタルカラー(カッタウェイ)、 その他に、カジュアル派に人気のボタンダウン、襟先に丸みがあるラウンドカラー、襟先が前に折れていて蝶ネクタイなどに合わせるウイングカラーなどがあります。
「スーツ+ネクタイ」の場合は、レギュラーカラーの白シャツが定番ですが、ネクタイをはずし、かつ一番上のボタンを開けると、襟がクシャクシャっと遊んでしまうという難点があります。些細なことだと思うかもしれませんが、これだけで全体の印象はずいぶんとだらしないものになってしまいます。
ホリゾンタルカラーなら襟のサイズも小さく、しっかりと自立しているのでネクタイをはずしても襟が遊ばず、ボタンを開けても様になるのが特徴です。
これだけで、クールビズの印象も大きく変わります。ちなみにですが、会社でノーネクタイが推奨されていても、私はネクタイをするべきだと思います。
白シャツ1枚になったときでも、ネクタイを着用していれば体の中心にラインが生まれ、引き締め効果となって体型をきれいに見せてくれます。ですが、ノーネクタイになると、その効果もなくなり、だらしなく見えてしまいます。
もしも、自分だけネクタイをするとちょっと浮いてしまうんじゃないか……と不安に思うのでしたら、ニット素材のものを選んでみてはどうでしょう。
ツヤツヤに輝くシルクタイではなくニットタイを選ぶことで、「クールビズ」に見えるはずです。
ニットタイでホリゾンタルカラーのシャツにすると、少しクラシカルさが出るので、周りの着こなしとは差がつきおすすめです。
ポロシャツは台襟があるものを!
真夏になるとポロシャツをクールビズとして着ているビジネスマンも増えてきました。特に暑い日など、長袖シャツでだらだら汗をかいたり、汗でシャツが肌にはりついていたりするよりかは見た目にもさわやかで涼しげなので、「ポロシャツ推奨」の企業や職場も近年多くなっています。
そもそも、白いドレスシャツとスラックスをそのまま着るのは本来、バランス的にあまり美しくはありません。それは、ジャケットを脱ぐことで腰位置(ベルト部分)があきらかにわかってしまい、「胴長短足」に見えてしまうから。
その点から考えると、着丈部分で腰位置を隠せるポロシャツは全体のシルエットをスラッと見せるためには使い勝手がいいアイテムだと言えます。
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