京王「あそびの森」で狙う子育て最強路線の座

多摩動物公園駅に子ども向け新施設開業

「京王あそびの森 HUGHUG」は多摩動物公園に隣接している(筆者撮影)

今年5月5日に開園60周年を迎えた多摩動物公園。その向かいに3月、子ども向けの遊戯施設「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」がオープンした。施設をつくったのは、多摩動物公園への路線を持つ京王電鉄だ。多摩動物公園駅前には京王線のテーマパークである「京王れーるランド」もあり、多摩動物公園や今回開業した「京王あそびの森HUGHUG」を合わせ「キッズパークたまどう」と名付け、エリアの振興を狙う。

「子どもに優しい京王線」に

今回オープンした「京王あそびの森HUGHUG」が建っているのは、2013年まで「京王れーるランド」があった場所だ。同施設は、京王電鉄社員による手作りの無料施設として2000年にオープンし、鉄道模型の運転ができるジオラマやプラレールで遊べるコーナー、資料展示スペースが設けられていた。

それが京王線の開業100周年と連動し、現在の位置に移転・拡張したのが2013年10月。2階建ての大きな建物となり、運転体験シミュレーターや移転前より大きなジオラマ、車掌体験コーナー、京王線を走った車両や京王バスの展示を行う有料のミュージアムとなった。その旧「京王れーるランド」跡地の活用として2015年から本格的に検討され、もとは駐車場だった隣接の土地まで拡張して作られたのが、今回オープンした「京王あそびの森HUGHUG」だ。

開発に関わった京王電鉄開発推進部沿線事業担当の露木一夫課長補佐は、施設にかけた想いについて「京王グループは『子どもに優しい京王線』を目指している。その中で幅広く多くの人にメリットを享受してもらう施設として子ども向けの遊戯施設というアイディアが出てきた。そしてレジャーランドや遊園地などを視察し、コンセプトを練り上げた」と語る。

次ページ遊具のコンセプトは「木育・体育・知育」
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