へンリー王子とマークルさん、結婚式の全貌 大半の英国人は挙式の中継は見ないと回答

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エリザベス女王の孫で、王位継承順位6位のヘンリー王子と、離婚暦がありアフリカ系米国人と白人の父を持つマークルさんの結婚は大きな注目を集めており、ウィンザーにはテレビのカメラクルー数百人が集まった。

黒人英国人の中には、今回の結婚が人種的な障壁の崩壊を意味しており、最もエリートで伝統ある場所に加わるにも、出自が問題にならない「現代的な英国」を体現したものと受け止めている人もいる。

一方で、欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)によって分断に直面する英国にとって、今回の結婚は意味がない、もしくは一時の気晴らしに過ぎないと考える人もいる。世論調査に対し、大半の英国人は結婚式の中継は見ないと答えている。

マークルさんの父は欠席

マークルさんの父でテレビの照明ディレクターのトーマス・マークルさん(73)は、一部米メディアに最近心臓手術を受けたばかりとの理由で、式の直前に欠席を表明した。

マークルさんの母ドリア・ラグランドさん(61)は、18日にエリザベス女王(92)と夫のフィリップ殿下(96)に面会した。女王夫妻は、約600人の参列客とともに、結婚式に出席した。

結婚式では、伝統的な賛美歌に加え、聖歌隊により米国人歌手ベン・E・キングの1960年代のヒット曲「スタンド・バイ・ミー」も歌われた。また、ヘンリー王子の母、故ダイアナ元妃の姉のジェーン・フェローズさんが朗読を行った。

結婚式を終えた2人は、城の敷地内で一般観衆1200人にあいさつし、その後馬車に乗って町をパレード。

その後、ウィンザー城の聖ジョージズ・ホールで披露宴が行われるほか、夕刻にも城内のフロッグモアハウスで約200人を招待したレセプションが行われる。

2人はすぐにはハネムーンに出かけず、来週には夫婦として初の公務が予定されている。

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