へンリー王子とマークルさん、結婚式の全貌 大半の英国人は挙式の中継は見ないと回答

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マークルさんは、「夫に従う」との宣誓は行わず、ヘンリー王子も慣習に従わずに結婚指輪を身につける。マークルさんの父は心臓手術のため欠席と報じられた。また、米国人で黒人のマイケル・ブルースカリー司教が、公民権運動指導者のマーチン・ルーサー・キング牧師の言葉を引用しつつ、情熱的な説教を行った。

マークルさんを乗せたロールスロイスのリムジンが城へと向う沿道には、数万人のファンがつめ掛け、英国や米国の国旗を振って祝福した。

近くにある世界で最も忙しい空港の1つヒースロー空港では、ウィンザー城上空の空域を式の前の15分間閉鎖した。

エリザベス女王は結婚式を前に、孫にあたるヘンリー王子を「サセックス公爵」に叙すると発表した。マークルさんは結婚と同時に「サセックス公爵夫人」と呼ばれることになった。

快晴の青空

青空とまばゆい太陽の下、真紅の制服姿の軍の音楽隊が音楽を奏で、城の周りに集まったファンを盛り上げた。一方で、半自動小銃を持った警察官が町をパトロールしたり、屋上から監視を行った。

出席した有名人の中には、米国人俳優ジョージ・クルーニーさん夫妻や、元サッカー選手のデービッド・ベッカムさんと妻のビクトリア・ベッカムさん、テニス選手のセリーナ・ウィリアムズさん、歌手のエルトン・ジョンさんらがいた。

礼拝堂は、ヘンリー王子の母の故ダイアナ元妃が愛した白いバラの花で飾られた。

「英国王室の再生を皆で祝うことができる日だ」と、スコットランドから来たというケニー・マクキンレーさん(60)は語り、「国中が分断されるのではなく、一緒になって英国人であることを誇れる時だ」と付け加えた。

ロンドンの30キロ西にある絵のように美しいウィンザーの狭い道には、約10万人の王室ファンが詰め掛けると見込まれている。訪問者は、城の周囲に設けられた警察のチェックポイントを通過しなくてはならない。ウィンザー城は、1066年以降、39人の英国王が居城としてきた。

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