年収急増!米国「プログラマー養成所」の正体 大学は不要?20代で年収1000万円超えも

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それでも入学者が絶えない背景には、年収の伸びへの期待がある。これまでにブートキャンプを卒業した人の平均年収は、入学直前の仕事で4.7万ドル(約500万円)。それが卒業後に得た仕事では7万ドル(約750万円)に上昇している。

米国には世界を代表するIT企業が集積しており、エンジニアは引っ張りだこだ。コーディングドージョーの卒業生の場合、シアトル周辺に本社を置くマイクロソフトやアマゾンなど大企業のほか、各社のOBが立ち上げたスタートアップで職を得る人が多いという。

ブートキャンプでは、プログラミング経験のある人は少数派だ。一般企業のオフィスワーカーだけでなく、看護師、柔道コーチ、ミュージシャン、ダンサー、漁師など、職業経験は多岐にわたる。

もはや大学の学位はいらない?

前出のアン氏は、「理系かどうかは関係ない。数学の素養よりも、ロジカルな問題解決力のほうが重要」と話す。大学の学位がなくてもいい。「カリキュラムの90%は、キーボードをひたすらたたいての練習。楽器や外国語の習得に似ている」(同)。実際、コーディングドージョーの卒業生の場合、約2割は最終学歴が高卒だ。しかも卒業後の年収は通学前の2倍と、ほかの学歴よりも高い伸び率を示している。

ブートキャンプは就職実績が何よりも重要だ。企業の動向に合わせて、つねにカリキュラムを見直す。コーディングドージョーはアマゾンと組み、音声認識AI「アレクサ」の開発を取り入れた。

同じシアトルに校舎を持つブートキャンプのエピコーダスは、マイクロソフトと毎月カリキュラムに関する会議を開くほか、生徒向けのインターンシッププログラムでも受け入れ企業と連携を密にする。

次ページキーワードは「○○テック」
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事