女性FRB議長揺さぶる、「男と女の政治」

イエレン次期FRB議長が置かれた微妙な立場

指名会見を行うイエレン次期FRB議長(中央)。前途は多難だ(ZUMA Press/アフロ)

10月9日午後、「次期FRB議長にイエレン氏」というニュースが飛び込んできた。当欄をご覧になる人なら誰でもご存じと思うが、ジャネット・イエレン女史(67)は現在FRBの副議長で、金融政策ではハト派で知られている。そして現在のバーナンキ議長の任期は来年1月で切れるので、後任探しが課題となっていた。

早速、「これでアメリカの金融政策は、ますますハト派になるから株価は安泰」などといった言説が飛び交っている。それだけではない。「いくら議会が荒れているからといって、まさか初の女性議長候補者を承認しないことはないだろう」とか、「本命のローレンス・サマーズ元財務長官が指名を辞退した時点で、イエレン副議長の任命は既定路線であった」などという記事まである。

お前ら、ちょっと待て。本件は、そんなに生易しい話ではないはずだ。ワシが今から、ワシントン政治の機微を教えちゃる。以下、ビミョーな問題をぶっちゃけベースで説明してしまうが、くれぐれもワシのことを差別的な人間などとは思わないでほしい。

世はなべて「男と女」。政治の世界も男女の機微が重要である。特にアメリカにおいては、この点を押さえておく必要がある。

次ページうーむ、アメリカこそ男女の機微が重要とは…
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