プロ野球中継が激変!「パ・リーグTV」の狙い

パ・6球団の中継サービスをまとめて販売する

2015年シーズンまでは、視聴者に直接番組を売る“小売り”の立ち位置だったが、2016年シーズンからスポナビライブへの映像提供を開始し、小売りと並行して“卸売り”の立ち位置もとるようになった。

スポナビライブはパ・リーグTVからパ・リーグ6球団の映像を調達する一方、セ・リーグについては各球団と個別交渉し、巨人と広島を除く4球団から映像を調達していた。

昨シーズンは全10球団分を提供していたが、今シーズンはプロ野球のコンテンツは提供せず、その他のコンテンツも全て2018年5月末で終了する。配信事業からわずか2シーズンで撤退するが、阪神、横浜、中日の主催ゲームについて、DAZNにサブライセンスの形で供与するビジネスに転換する。

DAZNにパ・リーグの全試合を提供

今シーズンからは、パ・リーグTVはスポナビライブに代わってDAZNにパ・リーグ6球団分の全試合を提供、楽天TVへの提供も開始する。

DAZNも楽天TVも、そしてスポナビライブも、パ・リーグTVと同じ有料インターネット媒体だ。競合先と言っていい相手にコンテンツを提供するのはなぜなのか。

「PLMがアタッチできていないユーザー層を抱えているから」(PLM広報)だ。スポナビライブもDAZNも、プロ野球以外のスポーツの視聴者を抱えているし、楽天TVはドラマやアニメ、舞台などスポーツ以外の分野の視聴者層をも取り込んでいる。

パ・リーグTVの映像をDAZNや楽天TVで見られれば、パ・リーグTVの会員になる必要はなくなる。パ・リーグTVがコンテンツの卸先を増やしても自らの会員獲得にはつながらないどころか、場合によっては会員数を減らす結果になりかねない。

それでもパ・リーグTVは卸先の拡大を指向する。PLMの事業目的は「プロ野球のファンを増やす」ことにこそあるからだ。 

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