メディアが「フェイスブック離れ」をする事情

なぜユーチューブへ乗り換えるのか?

Facebookでは、ユーザーは動画をスクロールをして通り過ぎてしまう(写真:v777999/iStock)

ブリーチャー・レポートが運営する、スポーツとカルチャー関連の人気インスタグラムアカウント「ハウス・オブ・ハイライツ」が、その活動をインスタグラム以外にも拡大すると決めたとき、Facebookはもはや検討するオプションに入っていなかった。

この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:メディアジーン)の提供記事です

その理由は、彼らのメインのオーディエンスが12歳から24歳であることだ。ハウス・オブ・ハイライツのゼネラルマネージャーであるダグ・バーンスタイン氏は、この層にとってFacebookは一番重要なプラットフォームとなっていないと語る。さらに、ハウス・オブ・ハイライツはただひたすら拡大すれば良いという戦略をとってはないという。「我々のコミュニティをより深くしていきたい」。

続々とYouTubeに参加しはじめるパブリッシャー

そこで彼らが注意を向けたのがYouTubeだ。YouTubeに参加しているパブリッシャーの数は増えている。パブリッシャーだけでなく有名なアスリートたちもYouTubeでコアなオーディエンスにリーチして収益を得るため、続々とYouTubeに参加しはじめた。

1年前、NBAのスターであるケビン・デュラント選手はファンたちとつながる方法を探索していた。彼はNBAのチームを移籍したばかりだった。彼のマネージャーであるリッチ・クライマン氏はサーティ・ファイブ・メディアの共同ファウンダーである。デュラント選手とクライマン氏は、ほかのプラットフォームではなく、YouTubeのトップの役員たちとミーティングをした。

そのなかにはCEOであるスーザン・ウォシッキー氏、最高ビジネス責任者であるロバート・キンクル氏、そして最高プロダクト責任者であるニール・モーハン氏が含まれている。YouTubeが抱えているオーディエンスが大きいことはクライマン氏もすでに知っていた。しかし、このミーティングを通してクライマン氏が学んだのは、YouTube上のスターたちがいまやさらに大きなスターとなっていること、しかしほかのアスリートのスターたちは、YouTubeをフルに活用していないことだった。

次ページファンからの力強い反応
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
おうちで稼ぐ、投資する!<br>在宅仕事図鑑

コロナ禍の下、世代を問わず広がったのが「在宅で稼ぐ」ニーズ。ちまたにはどんな在宅仕事があり、どれくらい稼げるのか。パソコンを使った「デジタル小商い」と「投資」に分け、誰にでもできるノウハウに落とし込んで紹介します。

東洋経済education×ICT