「葬儀の平均費用195万円」が怪しすぎる理由

信憑性に欠ける数字を濫用するメディアたち

日本消費者協会もデータの精度が低いことを認識しているのか、調査報告書に下記のような注釈を入れています。

“ここに掲載した金額は、葬儀の規模や会葬者の人数など、個々の詳細を把握したうえでのものではない。また、限られたデータでの単純な平均額なので、数値のみにとらわれることのないように留意してほしい。また、地域ごとの回答者数が少なく、地域の特性を反映しているとは言いがたいので、参考値として見ていただきたい”

とはいえ、データを引用する葬儀情報サイトやテレビ番組は、注釈まで考慮してくれません。結果、葬儀の現場から見て信憑性の低い情報が蔓延しているのが実状です。

正しい葬儀費用を知るために

もし悪質な葬儀会社と出会ってしまった場合、信憑性の低い「葬儀の平均費用」を基に高い葬儀費用を請求される可能性があります。

そうならないためにも、自分が葬儀を取り仕切る立場になった際は以下の3つのことに気をつけてください。

ポイント1:複数の葬儀会社に尋ねる

複数の葬儀屋に尋ねることで比較検討ができることに加えて、相場観も養える。

ポイント2:詳細な見積もりを送ってもらう

どんぶり勘定ではなく、しっかりした価格体系かどうかを判断するため。良心的な葬儀会社は、個別の品目と価格が詳しく記載されている見積書を作成してくれる。逆に、見積書を作成してくれない葬儀屋は信用しないほうがいい。

ポイント3:予想される親族の人数と一般の参列者の人数を伝える

見積もりを作る際に、最も必要な情報が参列者の人数。その理由は、参列者によって、香典返し(返礼品)や料理の金額が変動するため。「30人くらい」というようなあいまいな言い方でいいので、およその人数を伝えること。

残念ながら、ネットにあふれる葬儀情報はまだまだ不確かなものばかり。検索しても、なかなか正しい内容にたどり着けません。

迅速かつ正確に葬儀費用を知りたい方は、ぜひこれらのアドバイスを参考にすると良いでしょう。

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