「カフェで仕事する人」はぶっちゃけ邪魔か コーヒー1杯で居座られても…
たとえば、同じカフェで仕事をするのは1日3時間以内で、週3回まで。必ずコーヒーとペストリーを注文し、ときどきテイクアウトのランチを注文すること、などだ。
一方、ローズカフェでよくジョンソンと同じテーブルになるブライアン・スウィッチカウは、こうしたルールを設けていない。店のインスタグラムにもよく登場する彼は、週に6〜7日、午前中いつも同じ席に座る。オンラインマーケティングのコンサルタントをしていて、ローズカフェから電話でクライアントの相談に応じることもよくある。
「仕事しにくい」店作りも
スウィッチカウは、コーヒー代(多くの場合朝食もとる)、場合によってはテイクアウトのランチ代として、月350ドルと予算を決めている。ビジネスランチや飲み会は、必ずローズカフェでするようにしている。それらを含めても、コワーキングスペースを使うよりも約100ドル安上がりだという。
だが、世の中には、ジョンソンやスウィッチカウのように、カフェにきちんとおカネを落としていくノマドワーカーばかりではない。クイーンズのニエトの店で、壁紙を破って電源を使った客がいい例だ。このため小さなカフェのオーナーたちは、「仕事をしにくい店作り」にも力を入れている。
グランビルがこの春、ロサンゼルスのハイランドパークにオープンする店は、15席だけのスモールカフェ。「プリンスの曲がガンガン流れる狭い店で、パソコンを開いて仕事を始める客がいたら、ある意味であっぱれだね」と、グランビルは肩をすくめた。
(執筆:Karen Stabiner記者、翻訳:藤原朝子)
© 2018 New York Times News Service
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