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「日経平均ETF買い」があまり儲からない理由 今回の株価暴落でこれだけは知っておきたい

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それなのに、米国の株価が今回のように下げると、それに付き合ってしまう。アニマルスピリットが弱いからなのか、それともROE(株主資本利益率)が低いからなのか、そこはいろいろ考えられるのですが、おそらく今の混乱が落ち着いてくれば、日本株の強さが再び浮上してくるのではないかと考えています。

投資チャンス到来だが、今後は米国景気の見極めも必要

中野:米国株に付き合って日本株が下がるのは、日本企業の経営力が劣化しているからでしょう。

渋澤:だから、銘柄を選んで投資する必要があるわけです。

企業価値だけでなく、物事の本質を見極める力がある。「草食投資隊」が個人投資家から支持されている理由はここにある(左からセゾン投信の中野晴啓社長、レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長兼CIO、コモンズ投信の渋澤健会長)

中野:日本株のインデックス投資はダメだということですね。いくら低コストだとしても、日経平均やトピックス(東証株価指数)のインデックスファンドで積み立てを長期で続けても、報われにくいということです。

藤野:日本株の運用担当者として言わせてもらうと、今回の下げは正直、大歓迎です。適温相場が長期化することの方が、むしろ怖い。今回のような急落がなかったとしても、どこかで米国株は下げますし、下げたときのダメージは、上昇相場が長引けば長引くほど大きくなります。適度にエネルギーを放出するのは大事だと思います。

また日本株に関しても、今回の下げは小中規模。確かに大きく下げたけれども、日米ともに「耐震設備」がしっかりしているので、家屋が次々に倒壊するところまでは行かずに済んだというところでしょう。ただ、元の水準まで戻すには多少の時間は必要ですよ。1カ月で元どおりということはなくて、過去のケースで見ると、大体3~6カ月は掛かります。夏くらいまでに、1月の水準に戻せば上出来ではないでしょうか。

渋澤:まさに仕込み場ですね。積み立て投資の出番です。

藤野:良い銘柄を安く買えるチャンスです。

中野:今回の下げは想定の範囲内ということですね。

藤野:リーマンショックでは、金融システムが壊れて信用収縮が起こり、実体経済にまで影響が及びましたが、今回の下げはまったくといっていいほど、そういう状況が見られません。

その意味では楽観していますが、ひとつ気になるのは、景気がピークアウトしているのではないか、ということです。もしそうだとすれば、株価は景気を先取りしますから、今回の調整は意外と長引くかもしれません。なので、景気指標は注意して見ておく必要はあると思います。ただ、仮に景気がピークアウトしていたとしても、あくまでも景気サイクルによるものですから、必要以上に恐れることもないでしょう。今の景気がピークアウトした状態にあるのかどうかは、あと数カ月もすればわかることです。

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