超シンプル!「夜のドカ食い」を防ぐコツ 夜食べ過ぎてしまうには理由があった

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すべての被験者においてストレスは空腹度を高めたが、夜にストレスにさらされると空腹ホルモンのグレリンはさらに増加した。つまり、夜にストレスを受けるほうが空腹度を高める可能性があるということだ(ただ、研究ではストレスにさらされない比較グループはなかった)。

「このホルモン反応のパターンが夜に過食のリスクを高めることは明白だ」とカーネルは指摘する。「研究の被験者は夜に過食になりやすい傾向があったということだ」。

食べ過ぎを防ぐコツ

自分が夕方や夜に食べ過ぎる傾向があるとわかっている人は、1日のうちにきちんと食事をする時間を決め、夜には食べるのをやめる時間も決めるといい、とカーネルは助言する。

アリソンも同意見で、「キッチンの閉店時間」を決めるといいとアドバイスする。「キッチンの電気を消し、キッチンを離れ、歯を磨く。その後で何か口にしたくなったら水を飲む」。

疲労している夜は特に自分をあまり抑制したくなく、そんなときに食欲があれば抵抗しにくいとアリソンは言う。

アリソンやそのほかの専門家は、ホルモンレベルは食習慣に反応し、食行動を変えることでホルモンレベルに影響を与える可能性があると指摘する。

しかし、アラバマ大学バーミンガム校のコートニー・ピーターソン准教授(栄養科学)は、それが事実だとしても「人々はより大きな困難に直面することになる」と言う。「なぜならまず食生活を変え、空腹ホルモンがそれに追いつくのを待たなければならないからだ」。

アリソンは「こうした問題を抱える人々を助ける望みがないわけではない」と言う。「人それぞれ出発点が異なることを示しているに過ぎない。こうした生物学的な理由から、食事制限に関してより困難な人もいる」。

(執筆:Roni Caryn Rabin記者、翻訳:中丸碧)

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