高級ブランド限定の中古品サイトが日本進出 キャリア豊富な女性起業家がつかんだ金脈
--2011年のスタートからこれまでの状況は。
私自身はBtoC、ECでのキャリアがあります。この事業はファッション業界に詳しいエキスパートが欲しかったので、高級ブランドを扱っているブティックのオーナー(女性)を引き抜き、4人で始めました。
最初に約1000アイテムから開始したのですが、一カ月で売り切れたんです。そのときから状況はあまり変わっていません。需要と供給のバランスでいうと、出品数よりユーザー(購入者)のほうが多い状況で、お客さんを見つけるのは難しくありませんでした。
--高級ブランドの中古品はどう集めているのですか。
方法は二つあって、一つは家庭訪問しての引き取りです。現在ニューヨーク、ロス・アンジェルス、マイアミ、シカゴ、ヒューストン、サンフランシスコなど米国16都市で展開しチームを持っています。売りたいというお客さんの家に訪問し、鑑定、査定なども含めて出品の手伝いをする。
もう一つは、売りたいというお客さんに当社に送ってもらう方法です。現在は引き取るほうが多いですね。鑑定については15年のキャリアを持つベテランがいてチームを指導しており、偽物が出てくる確率はゼロではないけれど非常に低い。販売価格の60%、最大で70%を委託者に還元しています。
米国での年商は50億~60億円に
--米国の会員数は130万人、累計で20万点を販売したそうですね。
8月の1カ月間では2万5000点の出品があり、ほぼ同数が売れました。現在の規模だと今年の年間売り上げは50億~60億円の見込みです。初年度はほぼ計画どおりの成長で、2年目は計画に対して2倍のペースで進捗しています。
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