スクープ! これがソフトバンクの新拠点だ 孫社長は、米シリコンバレーに1000人規模の拠点を設けた

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週刊東洋経済10月12日号記事には未掲載の貴重なショット。これが入り口付近の外観。10月上旬時点で、およそ10人が働いていた

1000人が働く予定の新オフィスの役割は、端末やソフトウエア、周辺機器の開発やネットワークの技術試験など多岐にわたる。

「世界中のメーカーやサービス、コンテンツ会社が拠点を構え、情報や技術も集まってくる。長期でソフトバンクの強みになるだろう」(孫社長)。孫社長も月に1週間から10日ほど滞在し、新オフィスから米国戦略を直接指揮することになる。

こちらが入り口。右のヤシの木の左側のガラスの奥にSoftBankのロゴが写っているのだが、この写真だと分かりにくいので次ページを見てほしい

ではいったい、何を仕掛けるのか。そこが肝心だ。

まずはスプリントへのソフトバンクのノウハウの移植だ。スプリントは米国市場において、契約者数、ネットワークでも2強から大きく離された第3位。かつてボーダフォン日本法人を買収したときのソフトバンクに近い状況だ。7月にはデータ通信が無制限となる割安プランを投入。今後も日本で培ったネットワーク構築のノウハウ提供やフォトフレームなど独自端末の投入をしていく。すでに、足元では新型アイフォーンの共同調達を開始している。アンドロイド端末の調達や開発、さらには新サービスなど、本格的なシナジー発現は半年から1年後になる見込みだ。

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