ドコモのiPhoneに助っ人が登場? Evernoteが4000円分のサービスをタダで提供

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フィル・リービンCEOは米国時間の9月26、27日に開催した「Evernote Conference(EC3)」で発表した新サービスを国内の報道関係者に対し説明してみせた。上写真でリービンCEOが手にしているのはPFUと共同開発した専用スキャナー。そのほかにも、コラボ製品の数々を紹介した。

リービンCEOは「ユーザーは世界で7500万人を超え、そのうち66%が仕事で利用している」とビジネス向けの利用が多いことを強調。2012年12月にサービスを開始した中小企業向けの「エバーノートビジネスは「世界で8000社以上に導入されている」と胸を張った。

エバーノートはドコモの出資先

ドコモはサービスやコンテンツの強化を目的に、09年から子会社を通じてエバーノートに出資している。これまでもアンドロイド端末とタブレット端末の購入者に対して同様のキャンペーンを行っていた。

ドコモ広報部によれば「キャンペーンは好評で、多くのアンドロイドユーザーに利用されている」という。今回はそれをアイフォーンにも広げた形だ。2014年4月30日までにドコモのスマートフォン、またはタブレット端末を購入したすべてのユーザーが対象となる。

3社すべてがアイフォーンをそろえたことにより、今後は端末や価格による差は付けにくくなり、ネットワーク品質、サービス、独自コンテンツの強化がユーザー獲得の重要な要素となる。今回の4000円相当のサービスがドコモを選ぶ決定打とは言えないものの、他社との差別化策としては意外な武器になるかもしれない。
 

長谷川 愛 東洋経済 記者
田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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