生活道路が突然閉鎖される「私道」のリスク

京都市ではなぜ法廷闘争が起きているのか

普段通り抜けている道路が「私道」である場合、突然使えなくなるリスクがある(写真の道路は記事とは関係ありません、写真:Taro / PIXTA)

京都市内で、住民が約50年もの間、継続して使用してきた道路が突然使えなくなり、問題になっている。この道路は京都市右京区にあるもので、京都学園中学・高校が所有する私道だったのだが、グラウンドの一部とするために昨年閉鎖された。現在では陸上トラックになっていて、かつて道路だった面影は完全に消えている。周辺住民は突然の不便に困惑しているという。

京都市では周辺住民が「通行権」を主張

一見理不尽なことのように思えるし、普段利用していた人にとっては大変なことだが、学園側は「位置指定道路」の廃止手続きを済ませており、違法性はない。しかし、周辺住民4人は、「通行権」を主張して京都地裁に門の撤去などを求める仮処分を申し立て、争いは司法の場に持ち込まれている。

周辺住民の利便性に大きな影響があることが分かる

実はこのような話は多くの場所で起こる可能性があるのをご存じだろうか。一見すると当たり前に通行できるように思える街の道路だが、その道路が「私道」である場合は、突然使えなくなるリスクがある。あなたの家の前面道路は、私道ではないだろうか? よく確認してみたほうがよい。

次ページまず道路に関するルールを確認すべき
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