アジアで急成長する、米ティファニーの秘密 注目の海外企業【第3回】

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ティファニーでは、在庫投資が投資残高全体の過半(63%)を占めている。投資の中心は店舗などの設備投資でも、のれんなどの無形固定資産でもなく、はたまた有価証券などの金融資産でもないのである。在庫を中心とした投資を、自己資本を軸とした調達資金で賄う形だ。有利子負債による調達も行われているが、調達資金に占める自己資本の比率はリーマンショック後も約70%の水準に維持されている。

ティファニーでは、新店舗の積極的な開店はもとより、ネット販売を含めた販売チャネルを増やすなど、商品供給ルートの拡大を図ってきた。それと同時に、それぞれの販売市場において、商品が大量に提供されすぎないこと、すなわち希少価値を失わないことに注力している。高級ブランド品としては当然の方針だろう。そうなると、新しい地域や新しい客層など、これまでティファニーブランドが浸透していなかった市場の開拓が、今後の成長のカギとなる。

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