ベンツ「Gクラス」に見た“別世界” 「1000万円を切る」クリーンディーゼル仕様を追加
1000万円オーバーのクルマを2台目、3台目で持つ人がそもそも対象だということだ。そういう顧客層に対して、価格帯やエンジンバリエーションを広げたモデルを用意しておくことで、選択肢を広げ、販売活性化を狙っていくという戦略である。
6000ccモデルは数カ月待ち
ちなみに、Gクラスの中でもベンツのスポーツブランドである「AMG」を冠し、最高出力600馬力、排気量6000ccのエンジンを搭載する「G65AMG」は、車両本体価格が3250万円もするのに、現在数カ月待ちの人気という。おカネのあるところにはあるものだ。
最近のベンツといえば、300万円前後の車両本体価格である「Aクラス」「CLAクラス」などの一般のサラリーマンでも頑張れば手の届くモデルも出てきている(関連記事「新型『ベンツAクラス』に乗ってみた」「ベンツ新型『CLAクラス』の役割」)。ただ、最上級モデルの「Sクラス」と双璧を成すレベルの「Gクラス」を取材してみると、ベンツとは、超富裕層向けのビジネスを展開している企業なのだということをあらためて感じ入った。トヨタ自動車は「レクサス」で追随しているが、なかなか牙城は堅そうだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら