iPhone Xは「好調」か、それとも「低迷」か アナリストの見方が真っ二つに
[北京/サンフランシスコ 27日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の販売が低迷するとの見方が浮上している。
台湾の経済日報は25日、匿名筋の話として、アップルがiPhoneXの四半期の販売見通しを当初の5000万台から3000万台に下方修正すると報道。一部のアナリストも、第1・四半期のiPhoneXの需要が予想を下回るのではないかとの見方を示している。
アップルは11月にiPhoneXを発売。米国での基本販売価格は999ドル。同社はiPhoneXの四半期販売目標を公表していない。
アップルの広報担当は、市場のうわさにはコメントしないとしている。
26日のアップル株は2.5%下落
アップル株は、iPhoneXの発売前の時点で年初から45%値上がりしていたが、iPhoneX発売後は小幅に値下がりしている。26日のアップル株は2.5%下落した。
同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は今月、中国を訪問した際、同国でのiPhoneXの需要について「これ以上満足できないほど満足している」とコメント。同社はiPhoneXの先行予約が「とてつもない」水準に達しているとも表明していた。