東洋経済オンラインでは、『会社四季報』の本社所在地データを使い、上場企業を地域別に分けた最新の平均年収ランキングを配信している。今回は中部・北陸地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に本社を置く438社のランキングを紹介する。
ランキングでは、前年からの増減額を併載している。平均年齢もランキングに加えているほか、持ち株会社体制の会社には、「純」のマークを付けた。
各企業の平均年収と年齢は、2016年8月期から2017年7月期の有価証券報告書に記載された単体の数字を用いている。単体の従業員数が20人に満たない場合や、平均年収が有価証券報告書に開示されていない会社は対象外としている。調査時点を合わせるため、本社所在地は、『会社四季報』2017年4集調査時点のものとした。
438社中、6割の263社が前年比プラスに
中部・北陸地区では、今年も山梨県に本社を置くファナックが1318万円で首位。前年比では253万円マイナスと大幅減だが、2015年から2016年にかけて295万円増加しているため前々年の水準に戻ったといえる。
続く2位は愛知県の中部日本放送で1227万円、3位は豊田通商の997万円だった。
上位に機械、工業系の会社が目立つのがこの地域の特徴だ。工作機械用の数値制御装置や産業用ロボットで世界的シェアを持つ首位ファナック、ランキング5位には総合楽器メーカーのヤマハ、9位にトヨタ自動車、16位に日本ガイシなど各分野で世界シェアトップクラスを誇るグローバルな優良企業がそろっている。
年収が1000万円の大台を越えた会社は2社。集計対象企業を単純平均すると平均年収は562万円、平均年齢は40歳だった。
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