NYドル上昇、対円では3週間ぶりの高値 税制改革が実現なら利上げペース速まるか

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 12月4日、ニューヨーク外為市場では、上院が税制改革法案を可決したことを受け、ドルが上昇し、対円で3週間ぶり高値をつけた。6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[ニューヨーク 4日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、上院が税制改革法案を可決したことを受け、ドルが上昇し、対円で3週間ぶり高値をつけた。

ある市場関係者は「抜本的な税制改革が実現すれば利上げペースも速まるとの思惑がある」と述べた。下院は内容の異なる独自案を可決済みで、両院協議会で法案の一本化作業に入る。協議は今週にも始まる見通し。

別の関係者は、政権を巡る不安からドルの上値は抑えられるだろうと予想。前週には、トランプ大統領とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑で米連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたとして訴追され、虚偽供述を認めたフリン前大統領補佐官が、トランプ氏自身が大統領就任前にロシア側と接触するよう指示したと証言する意向、と報じられた。

一部の市場参加者は、税制改革の経済効果に懐疑的な見方を示す。CIBCキャピタルマーケッツのストラテジストは、税制改革による成長率の押し上げは年間0.2─0.3%程度にとどまり、FRBが利上げペースを速める根拠にはならないだろうと話す。

ドル/円<JPY=>は一時113.08円と、11月中旬以来の高値をつけた。その後は0.3%高の112.64円。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.3%安の1.1856ドル。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.3%高の93.181。

市場では週末の雇用統計の内容が注目されている。

ドル/円 NY終値 112.40/112.43

始値 112.89

高値 113.08

安値 112.37

ユーロ/ドル NY終値 1.1864/1.1868

始値 1.1857

高値 1.1868

安値 1.1830

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