日本の名作ドラマ、どれだけ覚えていますか この蘊蓄100章で振り返ってみよう

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41. 彼は長髪でノーネクタイ、三つ揃いのスーツで銃を構える姿がマカロニ・ウエスタン風なことから命名された

42. マカロニ殉職後、松田優作(ジーパン)、勝野洋(テキサス)、渡辺徹(ラガー)などの新人刑事が登場した

43. 1974年の「われら青春!」(日テレ)は中村雅俊主演で太陽学園ラグビー部の活躍を描いた青春学園ドラマ

44. 中村が歌う挿入歌「ふれあい」はミリオンセラーを記録。ドラマは流行歌を生み出す役割も果たすようになる

45. 同74年「傷だらけの天使」(日テレ)は〈日テレアウトロー路線〉として企画された一本で主演は萩原健一

46. 脚本は市川森一をメインライターに、恩地日出夫、深作欣二、神代辰巳、工藤栄一などが監督を務めた

47. 萩原演じる探偵事務所の調査員・木暮修はペントハウス住まい。衣裳は当時BIGIの菊池武夫が担当していた

48. 平均視聴率31.3%を叩きだした「寺内貫太郎一家」(TBS)は下町の石材店を舞台にしたホームコメディ

49. 貫太郎役の小林亜星のちゃぶ台返しや、樹木希林が沢田研二のポスターの前で身もだえるシーンがお約束

50. 本作は久世光彦のプロデュース作品で向田邦子が脚本を担当し、1974年度の第7回テレビ大賞を受賞した

松田優作や山口百恵も出演のあのドラマも…

「ドラマのTBS」の異名も(撮影:尾形文繁)

51. 同じTBSで同74年にスタートしたのが大映ドラマ〈赤いシリーズ〉だ。その記念すべき一作目が「赤い迷路」

52. 「赤い迷路」の主人公となる妻を殺された精神科医を宇津井健が好演し、松田優作や山口百恵も出演している

53. 赤いシリーズは連続9作品とスペシャルが制作され、うち山口百恵は7作品に登場したが主演は3作品である

54. 1975年にスタートした「Gメン'75」(TBS)はメンバーが横並びで歩くオープニングシーンが印象的

55. 「ハードボイルドGメン'75熱き心を……」というNAで始まり初期シリーズは丹波哲郎や原田大二郎が出演

56. 毎週土曜日21時からの放送枠で圧倒的な人気を誇り、〈土曜夜9時といえばGメン〉といわれた

57. 1977年にテレビ朝日で始まった「特捜最前線」は10年も続く長寿シリーズとなった刑事ドラマ

58. 特命課の6人の刑事たちが凶悪犯罪に立ち向かうストーリーでドラマ内では専用ヘリコプターも登場した

59. 1978年、TBSは山崎豊子の小説『白い巨塔』『続・白い巨塔』を完全ドラマ化。主役・財前を田宮二郎が演じた

60. この田宮版が最も原作に近いとされるが、残り2話の放送を前に田宮が猟銃自殺を図り彼の遺作となった

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