この1年くらいの間に、新型通勤電車が続々と登場している。世代交代の時期になったためだが、どれも趣向を凝らした車両で、技術面、インテリアなど魅力的なものばかりだ。そうしたものを乗り比べ、個人的な印象、期待度、好感度など総合的に評価し、独断でランキングしてみた。
来春の本格デビューに期待
1)京王電鉄5000系(2代目)
京王電鉄待望の座席指定列車用として製造された、ロングシートとクロスシートの両方に転換できる座席をもつ車両。1963年に登場した、名車の誉れ高い5000系と同じ形式名を名乗る「2代目」だ。戦前の京王電気軌道時代の150型以来となるクロスシート車に期待が高まる。
座席指定車にふさわしい高級感のあるシックな装いの車内は、かつて京王沿線に住み、通勤で利用した者にとっては意外性たっぷりの、京王らしからぬセンセーショナルな車両ともいえる。とりあえずはロングシート車としての運用で、座席指定列車としての運行は2018年春になるとのこと。
クロスシートになった場合、すべての座席でコンセントが使えるのも通勤車両としては大サービスである。乗ってみたい通勤電車の第1位に挙げておこう。
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