日経平均は4日続伸、高値警戒感で伸び悩む 米雇用統計などのイベント控え方向感欠く

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 10月5日、東京株式市場で日経平均は、小幅に4日続伸した。前日の米国株式市場で主要3指数が最高値更新。為替は1ドル112円台後半の円安基調を維持するなど良好な外部環境を背景に買いが先行した。写真は都内で9月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、小幅に4日続伸した。前日の米国株式市場で主要3指数が最高値更新。為替は1ドル112円台後半の円安基調を維持するなど良好な外部環境を背景に買いが先行した。一時は前日比40円ほど上昇したが、月初からの上昇ピッチの速さが意識され、次第に利益確定売りが優勢になった。6日に米雇用統計発表、10日には北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日を控え、イベントリスクも意識された。大引けにかけては前日終値を挟んで方向感に欠ける値動きだった。

TOPIXは小幅に反落した。業種別では、保険、陸運、卸売などが下落率上位に並んだ。半面、アサヒグループホールディングス<2502.T>が上場来高値を付けるなどビール株が一斉高となり、食料品が値上がり上位に入った。石川製作所<6208.T>など防衛関連株の一角も買われた。東証1部売買代金は2兆円割れと低調だった。市場では「海外勢の先物買い戻しに一巡感は出ているが、まだショートポジションが解消されたわけではない。国内系の投資家が出遅れていることなども考えれば上昇相場の持続性はありそう」(東海東京調査センターシニアマーケットアナリストの鈴木誠一氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、イオン<8267.T>が続伸した。同社は4日、2018年2月期の営業利益計画を従来の1950億円から前年比8.3%増の2000億円に上方修正した。総合スーパー(GMS)事業の赤字幅縮小が寄与する。収益改善を好感する買いが入った。半面、ウェザーニューズ<4825.T>が反落した。4日に発表した2017年6―8月期決算で、連結営業利益が前年同期比26%減の4億9000万円と低調だったことが嫌気された。開発スタッフの積極採用や広告投資の増加など費用増が影響した。

東証1部の騰落数は、値上がり597銘柄に対し、値下がりが1341銘柄、変わらずが92銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20628.56 +1.90

寄り付き    20650.71

安値/高値   20602.26─20667.47

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1682.49 -2.07

寄り付き     1685.96

安値/高値    1680.95─1687.22

 

東証出来高(万株) 137835

東証売買代金(億円) 19940.41

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