プロが選ぶ「2017年秋必見の仕事ドラマ3作」 「逃げ恥」ブームの昨秋を超える力作ぞろい
9月も本日で終了。テレビ業界は秋の改編期で、まもなく新番組が次々にスタートしていきます。今秋は民放各局ともに動きが少なかった分、新番組の中で注目を集めているのが連ドラ。実際、私のもとには、各局から何度となく力の入ったリリースが届いています。
リリースを見ると、「池井戸潤原作」「ドクターX続編」「クドカン×6人の女優」「櫻井翔校長」「篠原涼子市議」など、キーワードを聞くだけで期待感が募る作品ばかりでした。なかでも象徴的なのは、テレビ局ごとにビジネス的な戦略がきれいに分散していること。各局にどんな事情や狙いがあるのでしょうか。さらに、「これを見ておけば間違いない」というビジネスパーソンにおすすめの3作を挙げていきます。
話題性の日テレ、化学反応を狙うTBS
民放各局の主なラインナップを挙げていきましょう。
まず視聴率トップをひた走る日テレは、ワケありのセレブ主婦が、近所の主婦たちが抱えるトラブルを解決する「奥様は、取り扱い注意」(水曜22時~、綾瀬はるか主演、10月4日スタート)。商社マンが校長となって高校の立て直しに挑む「先に生まれただけの僕」(土曜22時~、櫻井翔主演、10月14日スタート)。人を脅迫することで依頼を解決する“脅迫屋”と女子大生が事件に巻き込まれるクライムミステリー「今からあなたを脅迫します」(日曜22時30分~、ディーン・フジオカ、武井咲主演、10月15日スタート)。
櫻井翔=校長、綾瀬はるか=奥様、ディーン・フジオカ=脅迫屋という強力主演に話題性をかけ合わせたラインナップ。奇をてらわず連ドラの王道をゆくような戦略は、いかにも業界トップらしい安定感と余裕を感じさせます。
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