長続きしない「第二新卒」は、こう磨き上げる

「なぜ失敗したか」から始める新手の支援会社

「最初の面談で、キャリアカウンセラーの方から『あなたに紹介できる求人票は、1社しかありません』と言われたときは、さすがにショックを受けました」と語るのは、大学卒業後、就職せずに5年間のフリーター生活を送ってきた「既卒」のSさん(男性)だ。プロのミュージシャンを目指してライブ活動を行ったり、数々のオーディションを受けてきたが芽が出ず、社会人としてイチから出直す決心をした。そしてネットで見つけた、UZUZの門を叩いたのだという。

「第二新卒」の定義が卒業後3年未満であることから、音楽活動を始めて3年目くらいのところで後戻りすることも考えた。しかし、そのときは決心できず、結果的に30歳を目前にしたところで、「このまま親の世話になるわけにはいかない」との思いで、音楽の道に見切りをつけた。

「とにかく今は、ITエンジニアの資格を取得して、有効なキャリアを積んでいけるだけのスキルを身につけたい。10年先に自分がどうなっているかは正直わかりませんが、UZUZのスタッフの方々のおかげで、今、何をすべきかが見えたような気がします」と、前向きな姿勢で語ってくれた。

大学の栄養学科を卒業して栄養士の資格を取得、給食サービス会社に就職したOさん(女性)は、入社して3カ月で退職した「第二新卒」組だ。

ブラック企業を辞めても大きなハンデ

「大学の先生に、『あなたの実力では就職は難しい』と言われた会社だったので、がんばって勉強し入社することができたときは、とても嬉しかった。でも、いざ現場に出てみると、厨房の40~50代のベテラン調理師の人たちから、怒鳴られる毎日。勤務もサービス残業が常態化していて、憧れの職場とはほど遠い環境であることに愕然としました」

そんなある日、食品系ではない一般企業に就職した大学の同級生と再会し、二重のショックを受けた。

「その同級生は定時出社が基本なのに、私よりも高収入で、しかも『将来はこうなりたい』というキャリアプランをいきいきとした表情で語っていたんです。私にはそんな風に語れる未来がまったくないのが、何よりのショックでした」

現在、UZUZのセミナーに通ってプログラミングを学んでいるOさんだが、中学生のころにホームページを作って以来、パソコンを趣味にしていただけに、学ぶことの楽しさを久しぶりに味わっているという。

「栄養士の資格を持っているだけに、食品系の仕事以外に選択肢はないと思っていましたが、UZUZに通って新たな道が開けた思いがしました。結婚、出産という、ライフステージの変化を迎えたときも、在宅で仕事のできるプログラマーになれるよう、がんばりたいと思います」と新たな目標を見つけた喜びを語ってくれた。

新卒入社した中古車販売会社を2カ月で退社したMさん(男性)は、UZUZの門を叩く前に友人が勤める会社を紹介してもらい、再就職のための面接を受けた経験を持つ。ところが、「友人の紹介」というカードを持っていながら、その会社から内定をもらうことはできなかったという。

「今思えば、その理由は明らかです。というのも、最初に就職した会社が人格否定、威圧、暴力といった、パワハラの定義をすべて兼ね備えた”ブラック企業”だったので、『なぜ前の会社を辞めたんですか?』という質問をされると、前の職場がいかにひどい環境だったかを語ることに終始してしまい、有効な自己アピールができていなかったのです。UZUZのカウンセラーにそのことを指摘されたとき、納得するしかありませんでした」(Mさん)。

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