マクドナルド「原田神話」、終わりの始まり

原田社長、中核子会社トップの座ついに譲る

「私は今日の新聞報道にあったような、ワンマン経営者ではない」――。事業会社の社長交代を発表する会見の場で原田社長はそう強調した。

ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開する日本マクドナルドは8月27日、原田泳幸・会長兼社長兼CEOが退任する人事を発表した。後任には、かつて日本マクドナルドでマーケティングや経営改革担当の執行役員を務めたカナダ出身のサラ・カサノバ氏が就任する(写真は会見終了後に握手する原田氏〈左〉とカサノバ氏〈右〉)。

原田氏は日本マクドナルドの親会社(持ち株会社)である、日本マクドナルドホールディングス(以下、ホールディングス)の会長兼社長兼CEOと、日本マクドナルドの会長を引き続き兼務する。

異例の時期の社長交代に、「退任ではない」

27日に都内で開かれた記者会見の場で、原田氏は「退任ではない。マネジメントを強化する」と宣言。そのためにはカサノバ氏が事業会社である日本マクドナルドの社長になることが必要であると説明した。

カサノバ氏は1965年生まれのカナダ人女性。91年にマクドナルドカナダに入社後、マクドナルドロシア・ウクライナのマーケティングシニアディレクターに就任して、マクドナルドのロシア1号店の出店を担当。04年から09年までは、日本マクドナルドでマーケティングや経営改革を担当する執行役員・上席執行役員を務めた。

日本での在任中、同氏はえびフィレオやメガマック、クォーターパウンダーといった商品のマーケティングも担当している。その後はマレーシアやシンガポールのマクドナルドを統括し、今回の日本マクドナルド社長就任に至った。

次ページ異例の時期に社長交代するのは…
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • コロナショック、企業の針路
  • ほしいのは「つかれない家族」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
なぜ取締役会に出席しない?<br>会社側の苦しい「言い訳」

役員会に出席せず改善の兆しがない取締役は、機関投資家や議決権行使助言会社から厳しい目を向けられています。株主総会招集通知から、取締役・社外監査役の取締役会出席率を独自集計し、欠席の多い人のランキングを作成しました。安易な選任の実態は?