ケニア大統領選、野党候補は開票結果を否定 支持者による抗議活動が広がる恐れ
[ナイロビ 9日 ロイター] - 8日に投票が行われたケニア大統領選について、選挙管理委員会は9日、現時点で現職のケニヤッタ大統領がリードしていると発表した。ただ、対立候補のオディンガ元首相の陣営は開票結果を「虚偽」として否定しており、暴動につながる可能性が懸念されている。
選管のウェブサイトによると、4分の3近くの投票所が結果報告を済ませた現地時間午前3時(日本時間午前9時)時点で、ケニヤッタ氏が55%の票を獲得し、オディンガ氏(44%)をリードしている。
オディンガ氏は記者会見でこの結果を「偽り」として否定、独自の集計では自身が大幅にリードしていると主張した。
今回の選挙戦では、7月末に選管当局者が拷問を受け、殺害されているのが見つかっており、オディンガ氏はこの事件と不正選挙に関連があるとの見方も示した。
オディンガ氏の発言を受けて支持者による抗議活動が広がる恐れがある。同氏が2007年の大統領選に敗れ、不正を指摘した際には、暴動で約1200人が死亡した。
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